クリビ(読み)くりび(英語表記)Kribi

デジタル大辞泉 「クリビ」の意味・読み・例文・類語

クリビ(Kribi)

カメルーン南西部、ギニア湾に面する港湾都市。ドイツ領時代に建設海岸保養地として知られるほかアフリカゾウゴリラチンパンジーなどが生息するカンポ動物保護区がある。

クリビ(kulibit)

クリビッ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリビ」の意味・わかりやすい解説

クリビ
くりび
Kribi

アフリカ中部、カメルーン南部の大西洋岸にある港町。人口4万8800(2001推計)、7万9858(2010推計)。周辺はココヤシの木が点在する明媚(めいび)な海岸で、「カメルーンの真珠」とよばれ、海水浴、マリンスポーツでにぎわう観光保養地である。毎年クリスマス前後にはヨーロッパからも観光客が訪れ、ホテルがこみ合う。南郊に、海岸に直接かかるロベ滝があり、背後の熱帯降雨林にはゾウ、ゴリラ、チンパンジー、マンドリルなどが生息するカンポ動物保護区がある。港は木材、カカオ輸出港であるとともに、地元漁民の漁港でもある。南方沖合いにチャド―カメルーン原油パイプラインの海上ターミナルが二つ浮かんでいる。

門村 浩]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリビ」の意味・わかりやすい解説

クリビ
Kribi

カメルーン南西部の港町。ヤウンデ南西約 210km,ギニア湾にのぞむ。原木をはじめカカオ,コーヒーの輸出港。国内航空の寄航地。海岸は美しく,南部にはカンポ自然保護区がある。人口1万 8973 (1987推計) 。

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