クロマトロン(英語表記)chromatron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロマトロン
chromatron

カラーテレビ用の受像管の一方式。単電子銃から出た1本のビームを2組の色切換グリッド線群により,3本組の三原色ケイ光体線群 (水平または垂直の細帯状に塗布してある) に交互に当てて発光させるもの。色切換グリッドには赤色制御用格子と青色制御用格子 (緑色用は格子制御を行わないときに発光するので不要) とがあり,それぞれを高周波で切換えながら使用する。利点は,シャドーマスク方式に比べてマスクによるビームの損失が少いため明るい画面が得られ,色ずれがなく,めんどうな集中調整の必要がないこと,欠点はグリッドに加わる電圧が大きく,グリッドからの反射や二次電子放出による色の汚染が生じることなどである。三電子銃型のクロマトロンもある。

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大辞林 第三版の解説

クロマトロン【chromatron】

単電子銃カラー受像管の一種。縦方向に細いスリットのマスクを用い、色発光剤もこのスリットに合わせて縦方向に細く塗布されている。

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精選版 日本国語大辞典の解説

クロマトロン

〘名〙 (chromatron) カラーテレビジョンの受像管の一つ。一九五一年、アメリカのローレンスが発明。水平に配列された三原色蛍光膜の前に色切換格子をおき、単一の電子ビームでカラー画像を再生するもの。受像機回路が簡単で画像が明るいのが特徴だが画質に問題があり、製造中止となった。ローレンス管。

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