グラノーラ(読み)ぐらのーら(その他表記)granola

翻訳|granola

日本大百科全書(ニッポニカ) 「グラノーラ」の意味・わかりやすい解説

グラノーラ
ぐらのーら
granola

シリアル食品の一種。エンバクオート麦)やライムギなどに、蜂蜜(はちみつ)やシロップ食塩などの調味料を加え、加熱または乾燥させた後、ドライフルーツやココナッツ、乾燥野菜、ナッツなどを混ぜたものである。コーンフレークをはじめとするシリアル食品は朝食として一般的に食べられていたが、1991(平成3)年に菓子・食品メーカーのカルビーが発売したドライフルーツ入りのグラノーラが女性を中心に人気を得てヒット商品になり、広く認知されるようになった。また、そのままかじって食べられるように棒状に固めて加工したグラノーラバーも人気がある。

 シリアル食品には食物繊維やミネラル、鉄分など多くの栄養成分が含まれ、コレステロールをほとんど含まないため、健康食品として人気がある。牛乳やヨーグルトをかけるのが一般的な食べ方であるが、サラダや料理のトッピングとしてなど、さまざまな用途に使われるようになっている。2010年(平成22)ごろからは、有機栽培された穀類ベースに、砂糖や添加物を極力使わずに手作りされたシリアルや乾燥素材などを、自由に組み合わせて購入できる専門店が全国的に広がりをみせるなど、米飯パンに並ぶ新しい主食の一つとして浸透しつつある。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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