コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

グロボカール Vinko Globokar

2件 の用語解説(グロボカールの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

グロボカール【Vinko Globokar】

1934‐
ユーゴスラビアトロンボーン奏者,作曲家。リュブリャナ音楽院,パリ音楽院でトロンボーンを学ぶ一方,個人的にレイボビッツ,L.ベリオに作曲を学ぶ。トロンボーンの現代的なテクニックを開拓したビルトゥオーゾであり,シュトックハウゼン,L.ベリオらの作曲家が彼のための作品を書いている。また1960年代より集団即興演奏を行い,72年にはニュー・フォニック・アートを結成。作曲家としては,前衛音楽的作風から出発するが,集団即興を含めた演奏体験を理論化し,奏者の呼吸などの身体性と結びついた《アテムシュトゥディ》(1971),身ぶり,動作を含む一連の《ディスクール》などを作曲している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グロボカール
ぐろぼかーる
Vinko Globokar
(1934― )

フランス生まれの作曲家、トロンボーン奏者。両親はユーゴスラビア人。1959年パリ音楽院のトロンボーン科で一等賞をとって以来、その超絶的な技巧によって知られている。一方、シュトックハウゼン、ベリオ、カーゲルらとの交遊のなかで独自の即興的な音楽を目ざし、直感音楽とよんだ。69年にフリーミュージックグループ、72年にニュー・フォニック・アートを結成、さらに演劇、教育などにも関心を広げる。80年代以降は、民族的な旋律、演劇的な要素も多く用いるようになっている。主要作品は『道』(1966)、『アコード』(1966)、『照らしあうもの』(1969)、『ラボラトリウム』(1973)、『ディスクール』シリーズ、『移民』(1982~86)、『バルカンの哀歌』(1992)など。1970年(昭和45)以来、数度来日している。[細川周平]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

グロボカールの関連キーワードセルビアチトートロンボーンモンテネグロユーゴスラビアセルビアモンテネグロバストロンボーンブチコユーゴスラビアン・トライカラード・ハウンドユーゴスラビアン・マウンテン・ハウンド

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone