ケイマン諸島(読み)ケイマンショトウ

デジタル大辞泉 「ケイマン諸島」の意味・読み・例文・類語

ケイマン‐しょとう〔‐シヨタウ〕【ケイマン諸島】

Cayman》カリブ海北西部キューバ沖にある諸島英国王領植民地。スペイン領だったが1670年より英領グランドケイマン島リトルケイマン島ケイマンブラック島の3島からなる。首都ジョージタウンタックスヘイブンとして多くの海外金融機関が名義のみの関連会社を置く。人口6.5万(2020)。カイマン諸島

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精選版 日本国語大辞典 「ケイマン諸島」の意味・読み・例文・類語

ケイマン‐しょとう‥ショタウ【ケイマン諸島】

  1. ( ケイマンはCayman ) カリブ海北西部の島群。イギリス領。カイマン諸島。

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改訂新版 世界大百科事典 「ケイマン諸島」の意味・わかりやすい解説

ケイマン[諸島]
Cayman Islands

西インド諸島西部,キューバ南方に位置するイギリス領の島群。カイマン諸島ともいう。グランド・ケイマン,リトル・ケイマン,ケイマン・ブラックの3島からなる。面積259km2,人口3万9410(1999)。グランド・ケイマン島のジョージ・タウン(人口2万0626,1999)が行政商業の中心。サメ・ウミガメ漁,造船業のほか,近年観光産業が盛んになった。1503年コロンブスに発見され,トルトゥガ(カメの意)島と呼ばれた。1670年イギリス領になった。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケイマン諸島」の意味・わかりやすい解説

ケイマン諸島
けいまんしょとう
Cayman Islands

西インド諸島西部、ジャマイカの北西290キロメートルのカリブ海上にあるイギリス領の諸島。グランド・ケイマン、リトル・ケイマン、ケイマン・ブラックの3島からなる。面積259平方キロメートル、人口1万6677(1979)。1503年コロンブスが発見、1670年ジャマイカとともにイギリス領となったが、1962年のジャマイカの独立によって単独植民地となった。黒人白人が各20%、混血が60%を占める。産業の中心は観光で年間10万人の観光客が訪れる。ウミガメの養殖が盛んで日本へもべっこうを輸出する。バハマ同様タックス・ヘイブン(税金避難地)として知られ、外国法人登録数は1万社を超え、国際的金融取引中心地として注目されている。また、77年グランド・ケイマン島に完成した近代港湾は、貿易中継地として発展が期待されている。

[栗原尚子]

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