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コンティンジェンシー理論

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

コンティンジェンシー理論

1960年代以降に発生した、特定の環境と特定の組織との間の適合関係を模索する研究のことをいう。コンティンジェンシー理論の特徴には次のことが挙げられる。#実証研究に基づいていること#全ての組織を説明できる普遍的な理論の存在を否定し、普遍理論を批判しつつ、これまでの理論を統合する理論的枠組みを提供していること#組織と環境の関係に注意を払っていることなどである。この理論のもとでは、組織は環境から受動的な戦略決定を行なっているだけでなく、環境との相互作用によって戦略を決定することになる。そのため、コンティンジェンシー理論によって、環境との相互作用を踏まえた、新たな戦略決定の可能性が提示された。

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デジタル大辞泉の解説

コンティンジェンシー‐りろん【コンティンジェンシー理論】

contingency theory》環境適応理論。あらゆる経営環境に対して有効な唯一最善の経営組織は存在しないとして、経営環境が異なれば有効な経営組織は異なるという立場をとる理論。

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ナビゲート ビジネス基本用語集の解説

コンティンジェンシー理論

1970年代に台頭してきたリーダーシップ理論で、状況適合理論ともいう。唯一最適なリーダーシップ・スタイルというものは存在せず、状況に応じて、望ましいリーダーシップのスタイルは異なるという見解に立つ。 この点で、行動理論(リーダーとして望ましい行動パターン研究)と一線を画す。 代表的なものに、フィードラーのコンティンジェンシー・モデルやハーシーブランチャード(1977)のSL(Situational Leadership)理論がある。

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大辞林 第三版の解説

コンティンジェンシーりろん【コンティンジェンシー理論】

伝統的組織論が一義的に最善の組織を追究したのに対し、可変的条件に照らして最適な組織編成を探求する組織理論。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コンティンジェンシー理論
コンティンジェンシーりろん
contingency theory

企業を取巻く環境に依存せず普遍的に有効な組織原則を追求してきた伝統的組織論の流れに対して,環境が異なれば有効な組織も異なることを主張した理論の総称。環境適合理論または状況適合理論ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コンティンジェンシー理論
こんてぃんじぇんしーりろん
contingency theory

条件理論、状況理論、条件適合理論などの訳語があるが、一般にそのまま用いられることが多い。普遍理論universal theoryの有効性に疑問を呈示し、「条件Xのもとでは命題Aが、条件Yのもとでは命題Bがもっとも有効である」というように、特定条件下で成立する命題の体系として理論を構築しようとするものである。従来、伝統的・古典的経営理論は、国籍、業種、規模、業態、環境、生産技術などの相違を越えて成立する原理、原則を追求してきた。これが普遍理論である。これに対して、抽象度の高い普遍理論の存在を疑問視し、操作性を与えるため、条件との関係で理論化を図り、しかも実証研究を通じて有効性を検証しようとするのがコンティンジェンシー理論で、1960年代からこのような研究が急速に台頭してきた。最初は、生産技術と組織構造の間の相関関係を研究する技術学派とよばれるものが中心であった。それは、普遍的に最善の組織構造は存在せず、単品・小バッチ生産、大バッチ・大量生産、装置生産など生産技術ごとに適合する組織構造があるとした。以後、組織、戦略、リーダーシップの分野を中心に成果が蓄積されつつある。[森本三男]
『野中郁次郎・加護野忠男・小松陽一・奥村昭博・坂下昭宜著『組織現象の理論と測定』(1978・千倉書房)』

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世界大百科事典内のコンティンジェンシー理論の言及

【組織論】より

…このような研究が基本的には環境要因を重視しないクローズド・システムとしての組織の静態分析を行ったのに対し,T.バーンズ,G.M.ストーカー,J.ウッドワード,P.R.ローレンスとJ.W.ローシュらは,環境との交換関係にあるオープン・システムとしての組織が環境へ適応する様式を問題とし,実証研究を展開した。このような理論をコンティンジェンシー理論(条件理論)という。 以上のようなマクロとミクロのアプローチを統合し,一般理論を構築しようという試みとして,C.I.バーナードの〈協働システム〉,H.A.サイモンの〈意思決定〉などの概念を中心とした一般理論があるが,今までのところ,組織論では一般理論構築よりも,中範囲の理論を志向した研究が盛んである。…

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