サイ現象(読み)サイゲンショウ(その他表記)psi(ψ)phenomena

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サイ現象」の意味・わかりやすい解説

サイ現象
さいげんしょう
psi(ψ)phenomena

超心理学の用語。ESP(extrasensory perception超感覚的知覚)とPK(psychokinesis念力)とを総称していう。ESPとPK両現象の性質には共通した点が多く、両者は共通の基盤のうえにある生物のもつ機能であると考えられ、さらに、これらは通常の知覚および筋肉運動に加え、まだその過程の詳細は未知であるが、生物の環境に対する適応行動の一つであると位置づけられている。イギリスの研究者サウレスR. H. Thouless(1895―1983)とウィスナーB. P. WiesnerはESPとPKを総称するに「サイ」(psi, ψ)という語を提案し、超心理学で広く使用されるようになった。サイ能力、サイ機能などと用いられる。

[大谷宗司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む