超常現象(読み)チョウジョウゲンショウ

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精選版 日本国語大辞典 「超常現象」の意味・読み・例文・類語

ちょうじょう‐げんしょうテウジャウゲンシャウ【超常現象】

  1. 〘 名詞 〙 現在の自然科学では合理的な説明のできない現象。超能力による予知・透視などや宗教的奇跡の類。〔マイ・コンピュータ入門(1977)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「超常現象」の意味・わかりやすい解説

超常現象 (ちょうじょうげんしょう)

paranormal phenomena訳語超心理学ではサイ現象とよぶ(サイpsiはギリシア語のプシュケーpsychēに由来し,心,魂の意味)。ふつうESP念力の二つをあげることが多い。通常人にない超能力をもつ人が経験しやすい現象で,有名な宗教家などにはこのような能力をそなえた人物が多い。このほか,死者の姿をみたり,奇跡的な治療を行ったりする現象も超常現象に含まれるが,そのメカニズムはまだ十分明らかでないので,これらは心霊現象とよぶ場合が多い。
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世界大百科事典(旧版)内の超常現象の言及

【シュルレアリスム】より

…もと精神科の医学生だったブルトンによる精神分析学,とくにその無意識説の文学への導入は,フランスでも最も早い例に属する。その後も彼はこれを独自に摂取しつつ,夢,狂気,偶然,ユーモアなどについての考察を継続するが,他方,いわゆる〈超常現象〉への関心が並行してあったことも見のがせない。マイヤーズF.W.H.Myersらの超心理学説ばかりでなく,古今の隠秘学者(オカルティスト),神秘主義者たちの著作もまた,シュルレアリスムの重要な思想的源泉である。…

※「超常現象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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