サカダ(英語表記)sacada

世界大百科事典 第2版の解説

サカダ【sacada】

フィリピン中部の糖業地帯でみられる季節的出稼ぎ労働者のこと。サトウキビ収穫では,農場での刈取りから工場への運搬圧搾までの作業をできるだけ敏速に行うことが,糖分減耗を防ぐための不可欠の技術的前提である。そこでサトウキビ地帯の収穫期にはどこでも大量の労働力需要が発生する。この労働力調達を,農園主たちはコントラティスタと呼ばれる手配師に依頼する場合が多い。収穫期前になると手配師たちは付近の島々に渡り,貧農雇農,土地なし労働者の間を回って前貸金に労働者をかき集め,ネグロス島などサトウキビ農園の集中する島々に連れて戻ってくる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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