コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

中間搾取 チュウカンサクシュ

4件 の用語解説(中間搾取の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

ちゅうかん‐さくしゅ【中間搾取】

賃金支払者と労働者との間に介在し、賃金の一部を横取りすること。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうかんさくしゅ【中間搾取】

本来,労働者と使用者の間で直接交わされるべき雇用契約に介入して,どちらかから謝礼を受け取ったり,賃金の一部を先取りすること。俗に〈ぴんはね〉と呼ばれる中間搾取には大きく分けて,中間請負人(請負業者)が特定の作業を請け負い,その請負代金の一部を取得する形態と,労働者を直接供給し労働者からその賃金の一部を取得する形態とがある。第2次大戦前の日本では製造業を中心として社会的に適法な行為として広範に存在していたが,戦後,職業安定法44条が労働者供給事業を禁止し,労働基準法6条が〈他人の就業に介入して利益を得てはならない〉ことを規定するにともなって,合法的には存在しなくなった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ちゅうかんさくしゅ【中間搾取】

資本家や地主などの有産階級と直接生産者または賃金労働者との間に介在し、その労働の成果の一部を横取りすること。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中間搾取
ちゅうかんさくしゅ

製品加工・組立てや労働力供給の中間に介在し、取引機会の供給と管理・監督などを理由に、主として下請業者や労働者の賃料のぴんはねを行うことをいう。中間搾取も搾取の一形態ではあるが、その内容は搾取より狭く、内職・家内労働や土建業・鉱業などでの請負労働など、いわゆる縁辺労働に支配的に認められる。他方、高度産業経済下での企業内分業や社会的分業の発達が、社外工制や下請加工制を不可避なものとしたり、パート労働を増加させている面もある。今日では、あまりにも前近代的な中間搾取行為は、職業安定法や労働基準法、さらには不当・不正な取引を禁じている独占禁止法などによって、法制的に規制されており、その是正策がとられている。[吉家清次]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

中間搾取の関連キーワード労働三権使用証明労使間接雇用労使協定県の労働委員会ユニオンショップ協定労働組合法上の労働者賃金交渉雇傭契約

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

中間搾取の関連情報