第一次世界大戦中の1916年3月,フランスの連絡客船サセックス号がドイツの強化潜水艦作戦の結果撃沈され,4名のアメリカ人が負傷,米独関係が緊張した事件。このときはウィルソン大統領の最後通牒にドイツが譲歩,国交断絶は回避された。前年のルシタニア号事件とともに,アメリカの対独参戦へと事態を促進する大きな外交上の要因の一つとなった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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