ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サラーマ・ムーサー」の意味・わかりやすい解説
サラーマ・ムーサー
Salāmah Mūsā
[没]1958
エジプトの評論家,社会運動家。カイロ,パリで学び,のちロンドンで C.ダーウィン,G.B.ショー,H.G.ウェルズ,特にフェビアン協会の思想に親しむ。 1914年カイロで週刊誌『未来』を,1929年には『新しい雑誌』を創刊,漸進的社会主義を主張。著作は 30点をこえ,自伝『サラーマ・ムーサーの教育』 Tarbiyyat Salāmah Mūsā (1947) は英訳されている。また,1912年には『罪と罰』を部分訳している。
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