サントロペ(英語表記)Saint-Tropez

デジタル大辞泉 「サントロペ」の意味・読み・例文・類語

サン‐トロペ(Saint-Tropez)

フランス南部、バール県にある地中海に面する港町。19世紀末より海岸保養地として発展ポール=シニャックピエール=ボナールアンリ=マチスら、数多くの画家が訪れたことでも知られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「サントロペ」の意味・わかりやすい解説

サン・トロペ
Saint-Tropez

フランス南部のバール県,コート・ダジュールの都市。人口6300(1985)。西にモール山地を控え,温暖な気候と風光明美な港で有名。ローマ時代から沿岸航行の中継地として栄えた。保養地としては鉄道の不備のためニースカンヌより遅れて19世紀末から脚光を浴びた。シニャックマティス,コレットらの文人・画家でにぎわった。ブリジッド・バルドー,カラヤンら著名人の別荘が多い。冬は閑散とするが,夏はバカンス客でにぎわう。
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