シク活用(読み)シクカツヨウ

デジタル大辞泉の解説

しく‐かつよう〔‐クワツヨウ〕【シク活用】

文語形容詞の活用形式の一。語尾が「しく・しく・し・しき・しけれ・○」と変化するもの。これに補助活用のカリ活用を加えて、「しく(しから)・しく(しかり)・し・しき(しかる)・しけれ・しかれ」とすることもある。「うれし」「かなし」など。連用形の語尾「しく」をとって名づけたもの。この活用の形容詞には情意的な意味をもつものが多い。
[補説]通常、学校文法では、上記のようにシク活用の語尾を「し」以下とするが、ク活用の語幹の機能を、シク活用では終止形とされる「―し」の形が果たしているところから、「―し」までを語幹とみる説もある。→ク活用

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

しく‐かつよう ‥クヮツヨウ【シク活用】

〘名〙 文語形容詞の活用の型の一つ。「うれし」「いさまし」などのように、終止形以外の活用形が、終止形に「く・き・けれ」などを添えた形で変化するもの。連用形の語尾をとって名づけたもの。この活用に属する形容詞は意味上、おもに主観的な感情または感覚を表わし、ク活用の形容詞が客観的な性質や状態的な属性概念を表わすのに対する。シク活。〔中等文法教本(1911)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

国民投票法

正式名称は「日本国憲法の改正手続に関する法律」。平成19年法律第51号。2007年(平成19)5月18日に制定され、施行は3年後の2010年5月18日である。この法律は、日本国憲法第96条に定める日本...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android