コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シドニー炭田 シドニーたんでん Sydney

翻訳|Sydney

2件 の用語解説(シドニー炭田の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

シドニーたんでん【シドニー炭田 Sydney】

オーストラリア,ニューサウスウェールズ州のニューカスル港に近い最も重要な炭田で,古くから採炭が行われた。ニューカスル炭田とも呼ばれた。本地区は,北はニューカスルから南はホークスベリ川までの面積約1000km2に及ぶ。ゆるい盆状の向斜構造を形成し,南北方向の向斜軸がゆるく南へ沈降している。夾炭層は二畳紀に介在し15~16枚の炭層があるが,一般に下位の炭層が原料炭,上位の炭層が一般炭である。炭厚は一般に1~6mであるが10mをこすものもある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シドニー炭田
しどにーたんでん
Sydney BasinSydney Coal Fields

オーストラリア、シドニーを中心とする南北約500キロメートル、東西最長約200キロメートルにも及ぶ向斜構造をなす大炭田で、かつてはオーストラリア産石炭の主要生産地であった。採掘・出荷が容易な露頭石炭が豊富で、早くから開発が進められた。この炭田内の石炭資源は、ペルム紀(二畳紀)初期または石炭紀末期から三畳紀に由来する。第四紀の沖積層が古い堆積(たいせき)層の上に存在する場所もある。例外はあるが、基本的にシドニー炭田の変形は少なく、炭層の傾斜もあまりなく、全体としてほぼ水平である。南から北へ南部鉱区、ニューカッスルNewcastle鉱区、ハンターHunter鉱区、西部鉱区、ガネダGunnedah鉱区に区分される。確認埋蔵量は約320億トンとの見積りがある。高揮発分の強粘結性瀝青(れきせい)炭を産し、灰分含有率はさまざまであるが硫黄(いおう)含有率は低い。主要な石炭の積出港であるニューカッスルやポート・ケンブラには鉄道で連結されている。[樋口澄志]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

シドニー炭田の関連キーワードオーストラリア区ニューサウスウェールズオーストララシアオーストラリア亜区オーストラリアンバロットオーストラリアン・ミストオーストラリアの気候と農業マールマンウェラー種 (Waler)

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone