ジェラ(英語表記)Gela

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ジェラ」の解説

ジェラ
Gela

イタリア南西部,シチリア島南岸の町。シチリア州カルタニッセッタ県に属する。前 690年頃クレタ島とロドス島の植民者たちによって建設された。前5世紀初め,独裁者ヒポクラテスのもとで繁栄し,彼の死後後継者ゲロンはシラクーザに進出した。しかし前 405年カルタゴによって町は略奪され,その後再建されたが,前 282年再び破壊された。 1233年再興,1928年までテラノーバの名で呼ばれた。第2次世界大戦においては連合国軍がシチリアに最初に上陸した場所として有名。肥沃な綿作地帯を控えた商港で,漁業も盛ん。豊富な石油埋蔵の発見により,石油精製,石油化学工業の中心地にもなっている。考古学的に重要な都市で,遺跡,発掘物に貴重なものが多い。人口7万 2079 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)「ジェラ」の解説

ジェラ
じぇら
Gela

イタリア、シチリア島カルタニセッタ県の都市。人口7万2444(2001国勢調査速報値)。ジェラ湾に注ぐジェラ川の河口付近に位置する。農産物の集散地、漁港、商港であるほか、1956年のメタンガスと石油の発見を契機に、石油化学工業の拠点として発展した。

 紀元前7世紀にギリシア植民地ゲラとして発足、前3世紀まで栄えた。その後、1230年に神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世によってテッラノーバTerranovaの名で再建され、1927年に旧名のイタリア語読みに復した。

[堺 憲一]

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