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ジブラーン・ハリール・ジブラーン ジブラーン・ハリール・ジブラーンJibrān Khalīl Jibrān

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジブラーン・ハリール・ジブラーン
Jibrān Khalīl Jibrān

[生]1883.1.6. レバノンブシャーリー
[没]1931.4.10. ニューヨーク
アラブの文学者,画家。幼時に母とアメリカに移り,ボストンに住んだ。 1908~10年パリに留学して絵を学んだのちニューヨークに居住。アラビア語フランス語,英語を通じての教養を兼ねそなえ,英語での著述も少くない。もともとマロン派のクリスチャンだったが,臨終にあたりカトリックを捨てた。短編集に『反逆する魂ども』 al-Arwāḥ al-mutamassidah (1910) と『草原の花嫁たち』`Arā'is al-murūj (20) があり,どちらもアラビア語版と英語版とがある。作風は哲学的で詩情に富み,アラブ近代文学への貢献が大きい。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジブラーン・ハリール・ジブラーン
じぶらーんはりーるじぶらーん
Jibrn all Jibrn
(1883―1931)

レバノンの作家。レバノンのブシェッリーという町の名家に生まれる。のちにアメリカに渡り、ボストンからニューヨークに移り、その地で没する。恵まれた才能を余すところなく発揮し、作家、瞑想(めいそう)的詩人として活躍し、さらには絵画においても秀作を残した。ジブラーンが紡ぎ出すことばには、英知と神秘性、さらに音楽的な響きがあり、読者の心のひだをいやおうなく震わせるものがある。著作は『抗(あらが)う魂』(1948)、『涙と微笑』(1950)、『折れた翼』(1952)など数多いが、彼の名を不朽にしたのは『予言者』(1923)であり、『予言者』のジブラーンといわれるほどである。この作品は彼固有の霊的世界に人間の魂を解き放ち、深い洞察を加えたもので、アメリカの若き迷える世代に導きの手を差し伸べ、大きな影響を与えた。[奴田原睦明]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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