スタリ・ラス(読み)スタリラス

百科事典マイペディア 「スタリ・ラス」の意味・わかりやすい解説

スタリ・ラス

ユーゴスラビア中南部,ノビ・パザルの近郊にある町。1190年ラシュカ地方のステファン・ネマーニャがネマニッチ王朝の都をこの地に定めた。ステファン・ネマーニャは信仰心があつく,退位後この地に多くのギリシア正教教会修道院を創建し,現在その遺跡が残る。13世紀に建てられたソポチャニ修道院もそのひとつで,付属の聖三位一体教会には当時描かれた大フレスコ画があり,1949年−1958年の修復工事で見事に復元された。スタリ・ラスとソポチャニは1979年,世界文化遺産に登録。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android