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スノーウィー山地 スノーウィーさんちSnowy Mountains

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スノーウィー山地
スノーウィーさんち
Snowy Mountains

オーストラリアの南東端にある山地ニューサウスウェールズ州ビクトリア州の2州にまたがり,グレートディバイディング山脈オーストラリアアルプスの一部を占める。山地中にオーストラリア最高峰コジアスコ山 (2230m) がそびえる。水資源に乏しいこの大陸の重要な水源地帯で,大陸第1の大河マレー川本流も,この山地中に水源を発する。スノーウィー水力開発計画により,貯水池,ダム,導水トンネルなどが建設され,東流して太平洋に注ぐスノーウィー川の水を,西流するマレー川水系に分流して発電,灌漑に利用している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スノーウィー山地
すのーうぃーさんち
Snowy Mountains

オーストラリア南東部、グレート・ディバイディング(大分水嶺(だいぶんすいれい))山脈南部、オーストラリア・アルプスの主要部分をなす同国の代表的な山地。2000メートル前後の山からなる。コジアスコ山Mount Kosciusko(2228メートル)は同国の最高峰で、その名はポーランドの愛国的英雄に由来する。山地はコジアスコ国立公園に指定されている。山地の頂部は比較的平坦(へいたん)で、コジアスコ山でも夏季には自動車で山頂近くまで達することができる。樹木限界を越える高地にはお花畑がみられ、カールなどの氷河地形もある。冬季の3~6か月間は雪に覆われ、スキー場がにぎわう。年降水量は多く(3000ミリメートル以上)、マリー川、マランビジー川、スノーウィー川などの水源地帯となっている。第二次世界大戦後に始められた大規模なスノーウィー山地水力開発事業が、1970年代初めにほぼ完成し、ユーカンビーン湖などの貯水池や導水トンネルによって、東へ流れるスノーウィー川の水を、西へ流れるマリー水系に分流し、発電、灌漑(かんがい)に利用している。[谷内 達]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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