オーストラリア南東部の山地。ニュー・サウス・ウェールズ州南東部の同国最高峰コジアスコ山(2228m)を中心とするスノーウィ山地,あるいはコジアスコ国立公園の範囲を主として指し,広義にはビクトリア州北東部のボゴング山(1986m)やフェザートップ山(1922m)などを含む。樹木限界(1800m)を超える高地にはお花畑や氷河地形が見られる。冬は3~6ヵ月間雪におおわれ,スキー・リゾートとして知られる。年降水量は同国としてはきわめて多く(3000mm以上),西へ流れるマレー水系と東へ流れるスノーウィ川との水源地帯となっているが,多くが東側に流出するため,スノーウィ山地水力開発事業により,多くのダム,貯水池,導水トンネルが建設され,スノーウィ川の水をマレー水系側に分流し,発電・灌漑に利用している。建設基地であった東麓のクーマ(キャンベラの南100km)が観光基地。
執筆者:谷内 達
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オーストラリア南東部にある、同国の代表的な山地。グレート・ディバイディング山脈の南部に位置する。同国の最高峰コジアスコ山(2228メートル)を含むスノーウィー山地を中心に、広義にはビクトリア州北東部のボゴング山(1986メートル)やフェザートップ山(1922メートル)などを含む。冬の降雪、夏のお花畑など、同国の数少ない高山景観地域で、マリー水系などの水源地帯となっている。
[谷内 達]
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