日本大百科全書(ニッポニカ) 「セキュリティホール」の意味・わかりやすい解説
セキュリティホール
せきゅりてぃほーる
security hole
コンピュータのセキュリティ上、問題となりそうなソフトウェアの欠陥のこと。オペレーティングシステム(OS)やブラウザーなどの不具合、設計上のミスなどを安全上の穴security holeとして表している。セキュリティホールが放置された状態でコンピュータを利用していると、この欠陥を悪用されて問題となることもある。とくにインターネットに接続してコンピュータを利用している場合は、外部からの侵入を許してデータの改ざんや流出をまねいたり、ウイルスプログラムによりコンピュータ内が動作不能になったりといった重大な事態が生ずる。
セキュリティホールをふさぐには、OSやソフトウェアのアップデートが必要であるが、通常は開発元のソフトウェアメーカーからパッチとよばれる修正プログラムとして無償提供される。
[編集部]