セン・ゼン・せみ(漢字)

普及版 字通 の解説


人名用漢字 18画

[字音] セン・ゼン
[字訓] せみ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は單(単)(たん)。單に禪(禅)(ぜん)・闡(せん)の声がある。〔説文〕十三上に「旁を以て鳴くなり」とあり、胸を振動させて鳴く。連・脱・噪など、その生態よりしていう語が多い。

[訓義]
1. せみ。
2. つづく、つらなる、のびる。
3. 戦と通じ、おそれる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 世比(せび) 〔名義抄 セミ

[語系]
zjian、振・震tjin、脣djiun、戰(戦)tjianは声近く、みな振動の意のある語。はその鳴きかたより、その名をえたものであろう。

[熟語]

[下接語]
・冠・寒・銜・含・驚・玉・金・孤・高・細・残・珥・秋・新・噪・貂・蜩・晩・鬢・鳴・乱

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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