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セービン セービンSabin, Albert Bruce

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セービン
Sabin, Albert Bruce

[生]1906.8.26. ビャウィストク
[没]1993.3.3. ワシントンD.C.
アメリカのウイルス学者,医師。 1921年ロシアからアメリカに渡り,1930年に帰化。ニューヨーク大学で医学を学び,1931年学位取得。 1946~70年シンシナティ大学医学部教授。 1970年からイスラエルのワイツマン科学研究所所長。 1939年から小児病院研究基金の研究員。Bウイルス,レオウイルスなど,ヒトの病原体となる多くの腸内ウイルスとその役割を発見した。また 1955年,ポリオウイルスによる急性灰白髄炎を予防するための生ワクチンを創製した。

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世界大百科事典 第2版の解説

セービン【Albert Bruce Sabin】

1906‐93
アメリカのウイルス学者。ロシアのビアリストック(現,ポーランド)に生まれ,1921年両親とともに渡米,31年に帰化した。ニューヨーク大学に学んだ後,ベルビュー病院やリスター研究所,ロックフェラー研究所で研究を行い,37年シンシナティ大学医学部助教授を経て,39年以後,同大教授となる。この間,ウイルス学の研究に従事し,デング熱ウイルスや種々のエンテロウイルスなど,多くのウイルスの単離,同定を行い,フェルドマンH.A.Feldmanとともにトキソプラズマ症の診断に用いられる色素反応(Sabin‐Feldman dye testと呼ばれる)を開発した(1948)。

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大辞林 第三版の解説

セービン【Albert Bruce Sabin】

1906~1993) アメリカのウイルス学者。ロシア生まれ。1921年渡米。55年ポリオの経口弱毒生ワクチン(セービン-ワクチン)を開発。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セービン
せーびん
Albert Bruce Sabin
(1906―1993)

アメリカのウイルス学者、医学者。当時ロシア領であったポーランドのビャウィストクに生まれ、1921年両親とともにアメリカに渡り、のち市民権を得た。ニューヨーク大学に学び、1931年学位を取得。ニューヨーク市ベルビュー病院、ロックフェラー研究所を経て、シンシナティ大学教授となった。1970~1972年イスラエルのワイズマン研究所に勤め、以後、南カリフォルニア医科大学教授。二十数年間ポリオの予防のための生ワクチンの開発に努め、野生の強毒ポリオウイルスをサルの腎(じん)細胞培養で継代してその毒性を減弱し、1956年ごろ経口ポリオ生ワクチン(セービンワクチン)の開発に成功した。1960年(昭和35)日本でポリオが大流行し、そのさなかの1961年7月、ソ連(当時)製・カナダ製の経口ポリオ生ワクチンが緊急輸入され、投与を開始、流行は急速に収まった。こののち、日本ではセービンからポリオ生ワクチン用のウイルス株(1、2、3型)を譲渡され、セービンが提示した条件に従って、1962年から日本生ポリオワクチン研究所(現、日本ポリオ研究所)が経口生ポリオワクチンの製造を開始した。なおセービンはウイルス株をすべてWHO(世界保健機関)に譲渡した。また国際ロータリークラブと連携して、2005年をめどにポリオ絶滅の運動を行っていた。[藤野恒三郎]

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