ゼネラル石油(読み)ゼネラルせきゆ

百科事典マイペディア 「ゼネラル石油」の意味・わかりやすい解説

ゼネラル石油[株]【ゼネラルせきゆ】

エクソン系列の石油精製・販売メーカー。1947年旧三井物産解散に伴い,同社石炭部の石油部門職員がゼネラル物産を設立。1958年精製部門としてゼネラル石油を設立。1967年ゼネラル石油をゼネラル石油精製(1980年,吸収合併)と改称し,ゼネラル物産をゼネラル石油に改称。旧三井物産の系譜を引く企業合同に加わらず,独自路線を歩み,これが三井物産の石油部門脆弱化に繋がった。1996年の石油輸入自由化後,石油業界各社の業績が悪化し大再編時代を迎え,1999年に同じエクソン系列のエッソ石油と事業統合した。2000年7月,同じエクソン・モービル系の東燃合併し,東燃ゼネラル石油となった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼネラル石油」の意味・わかりやすい解説

ゼネラル石油
ゼネラルせきゆ

総合石油会社。1947年ゼネラル物産として設立。1949年大阪ゼネラル物産を合併。1958年に精製部門としてゼネラル石油を,1959年にはゼネラル瓦斯,ゼネラル海運を設立。1967年ゼネラル石油に社名変更し,旧ゼネラル石油はゼネラル石油精製に改称した。1979年エクソンと提携強化。石油類の輸入,精製,販売を主たる事業とする。ガスも兼営し,スタンドの効率化に傾注。1999年にはエッソ石油とサービス相互提携契約を結んだ。2000年に東燃と合併して東燃ゼネラル石油となった。

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