傾注(読み)けいちゅう

精選版 日本国語大辞典「傾注」の解説

けい‐ちゅう【傾注】

〘名〙
① 容器をけて中の液体などをぐこと。〔郝経‐葡萄詩〕
② 物事に心を集中すること。一つのことにうちこむこと。熱中すること。
※自由之理(1872)〈中村正直訳〉四「人その自己の好み揀(えら)べる滋味意趣は、特にその一己に甚だ関係傾注すること、恰かもその人の銀袋(さいふ)を有(もて)る如し」
※雁(1911‐13)〈森鴎外〉四「一匹の人間が持ってゐる丈(だけ)の精力を一事に傾注(ケイチュウ)すると」 〔徐陵‐答貞陽侯書〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「傾注」の解説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通「傾注」の解説

【傾注】けいちゆう

勢いよく注ぐ。心を尽くす。慕する。〔世説新語、賞誉下注に引く王澄別伝〕(ここ)を以て名聞んにして、天下知ると知らざると、傾せざるもの(な)し。

字通「傾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

幸福追求権

日本国憲法 13条に保障する「生命,自由及び幸福追求に対する国民の権利」を一体的にとらえて観念された場合の権利。アメリカの独立宣言中の,「〈天賦不可侵の権利〉のなかに生命,自由および幸福の追求が含まれ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android