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ソフトボール ソフトボールsoftball

翻訳|softball

7件 の用語解説(ソフトボールの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ソフトボール
softball

9人編成の 2チームが,ボールバットグローブなどの用具を用いて交互に攻守を行ない,通常 7イニングでの得点の累計により勝敗を決める競技。少年や女子にも楽しめるように,野球の用具やルールを改めたもの。投手が速い球を投げるファーストピッチソフトボールと,遅い球を投げるスローピッチソフトボールがあり,日本では一般的にファーストピッチソフトボールをさす。1887年アメリカ合衆国のシカゴで屋内野球として考案され,1920年頃から屋外で行なわれるようになった。1933年から全米選手権大会が実施され,1952年に国際ソフトボール連盟 ISFが設立された。日本には 1921年大谷武一によって紹介され,第2次世界大戦後盛んになり,1949年には日本ソフトボール協会が設立された。野球とのおもな相違点は,(1) 塁間距離が 18.29mで,約 9m短い,(2) 投手の投球は下手投げのみ,(3) 投球前に走者は離塁できない,(4) 1試合は通常 7イニング,などである。投手戦が多いため,その後促進ルールとしてタイブレーカー(タイブレークともいう)が採用された。規定の 7回を終えて両チーム同点の場合,延長 8回以降前の回の最終打者を 2塁に置いた状態の無死 2塁からプレーを開始し,勝者が決まるまで試合を行なう。1996年アトランタ・オリンピック競技大会から女子の正式競技に採用された。しかし,国際的な普及度が低いことを理由に 2012年のロンドン・オリンピック競技大会から実施競技からはずされた。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ソフトボール

五輪では女子のみ。前回アテネ五輪では銅、00年シドニー五輪では銀メダル。今回もメダル獲得が期待される。12年ロンドン五輪では競技種目からの除外が決まっている。試合は7回までで、投手は下から投げ、走者のリードは禁止されるといった点が野球と異なる。投手から本塁までの距離も13・11メートルで、野球より5メートルほど短い。このためソフトでの球速110キロは、野球での体感速度で150キロ近いとされる。

(2008-01-10 朝日新聞 朝刊 岩手全県 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

ソフトボール(softball)

野球に似た球技。また、それに使用するボール。ボールは大きくて柔らかく、ゲームはふつう7回、投球はアンダースローに限られるなどが野球と異なる。

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百科事典マイペディアの解説

ソフトボール

球技の一種。かつてはインドアベースボールindoor baseballとも呼ばれた。野球を冬季でも室内で行えるように工夫して,19世紀末に米国で考案。日本には1921年にアメリカ留学から帰国した大谷武一が学校体操科の遊技として紹介したのが始まり。
→関連項目北京オリンピック(2008年)

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世界大百科事典 第2版の解説

ソフトボール【softball】

野球によく似た球技の一つ。大きくて遠くへ飛ばないボールを使用し,広い場所を必要とせず,運動量も少ない,などの特徴から女子,子どもにもたやすくできるスポーツ南北アメリカフィリピンニュージーランドオーストラリア,日本などで盛んに行われている。
[歴史]
 起源についてはいくつかの説がある。いずれもアメリカの話で,1887年,シカゴのハンコックという人物が発案,あるいは20世紀初め,ミネアポリスのロバーという人物が同市の消防夫のスポーツとして考案,あるいは1900年ころ,野球選手が冬季にトレーニングを行うために室内野球として考え出した,などである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ソフトボール【softball】

野球のボールよりもやや大形の軟らかいボール。また、それを用いて行う野球に似たスポーツ。野球より各塁間はやや短く、投手は下から投球する。試合回数は原則として七回。1900年ころアメリカで誕生。日本には21年(大正10)に初めて紹介された。ソフト。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソフトボール
そふとぼーる
softball

野球によく似た球技の一種。[御喜 正]

歴史

1887年、アメリカ・シカゴのジョージ・ハンコックがインドア・ベースボール(屋内野球)として考案したのが始まりで、その後、競技は屋外でも行われるようになり、トゥワイライト・ボール、ダイヤモンド・ボール、レディス・ベースボール、タウン・ボール、レクリエーション・ボール、ネービー・ボールなどの名称で全米各地に広まった。ソフトボールの名称が初めて使われたのは1926年である。これらの競技は名称もルールもまちまちであったが、だれもが手軽にできる小型のベースボールという共通性をもっていたので、1920年代の終わりから30年代の初めにかけてブームを迎え、隣のカナダやメキシコにまで広まった。1933年第1回全米(男女)選手権大会が行われたとき、シカゴのH・フィッシャーとJ・ポウレイの提案で、名称やルールが統一され、今日のソフトボールの基礎ができた。
 日本では、1921年(大正10)、当時東京高等師範学校教授の大谷武一が紹介したインドア・ベースボールに始まるが、第二次世界大戦後、女性向きの競技としてスタートして以来盛んになった。1946年(昭和21)には、全日本軟式野球連盟の下部組織としてソフトボール部会が設けられている。さらに1949年には日本ソフトボール協会が誕生、50年代の中ごろから男子の間でも行われるようになって一気に広まった。中学、高校、大学、クラブ、実業団、教員などの種別による男女の全国大会、日本リーグ戦、日本選手権大会などが行われている。
 国際的には、1949年設立の国際ソフトボール連盟International Softball Federation(ISF)の主催による男女別世界選手権大会が4年ごとに行われている。強豪チームは、男子ではアメリカ、日本、カナダ、ニュージーランド、女子ではアメリカ、日本、中国、オーストラリアが群を抜いている。[御喜 正]

競技方法

狭い場所で、短い時間に、簡単な技術で野球の味を楽しむことができるという本来の特色のほか、競技の普及と技術向上の過程を通して、野球と違うルールが次々につくられ、ソフトボール独自のおもしろさがある。
 競技には9人制のファストピッチfast pitchと、10人制のスローピッチslow pitchの2種類がある。ファストピッチには息詰まるような投手戦があり、スローピッチには華々しい打撃戦がある。いずれのソフトボールを選ぶかは好みの問題で、日本ではファストピッチが普及しているが、アメリカでは競技人口の80%がスローピッチを楽しんでいる。この2種類のソフトボールを比較すると、用具は同じで、正式試合の成立は7インニング、先発メンバーは一度だけ再出場(リエントリー)できる点も共通しているが、それぞれの特色を示すいくつかのルールを定めている。二つのソフトボールが野球と違うルール上の要点は次のとおりである。[御喜 正]
ファストピッチ
(1)投球距離は男子14.02メートル、女子13.11メートル(革ボールのみ。ゴムボール使用の場合は12.19メートル)。(2)投手は、投手板で打者に正対したあと、完全な下手投げで(離球のとき、手は腰より下で、手首は体に対して肘(ひじ)より遠く離してはならない)投球する。違反すればイリーガルピッチillegal pitch(不正投球)を宣告し、打者にワンボール、走者にワンベースを与える。(3)先発メンバー9人の守備者のうち1人に、1人の指名打者(DH)をつけることができる。(4)走者は、投手がボールを持って半径2.44メートル内に位置したならば、進塁中でない限り元の塁に戻らなければならない。また塁上の走者は、投手が投球のためボールを手から離すまで、塁から離れることはできない。違反すればただちに走者にアウトが宣告される。[御喜 正]
スローピッチ
(1)野球と同じ9人の守備者のほかに、フェア地域のどこでも位置できるショート・フィルダー(SF)を加えた10人でチームを編成する。指名打者は採用しない。(2)投球距離は男子15.24メートル、女子14.02メートル。(3)投手は、腰より低い位置から下手投げで、緩やかなスピードの小さな山なりのボールを投げる。違反すれば打者にワンボールを与え、二度違反すれば投手資格を失う。投手は、いつでも投球なしで打者に敬遠のワンベースを与えることができる。(4)ストライクゾーンの高さは肩から膝(ひざ)までの空間(なお、ファストピッチではわきの下の高さから膝の上)。(5)ストライクかボールの宣告のたびにボールデッドとなる。(6)打者がバントしたりチョップヒットしたときと、またツーストライクのあとファウルヒットしたときは、打者はアウトになる。(7)走者は盗塁できない。進塁できるのは、打者が打ったときか、四球で押し出された場合だけである。[御喜 正]

その後の動き

2008年4月現在、ISFには130の国と地域が加盟している。[編集部]

ルール変更

2002年からISF主催大会では、従来の白一色のボールに加え、黄色に赤ステッチ(革の部分が黄色、縫い目部分が赤色)のボールも使用されている。
 2008年4月現在、スローピッチのルールでは、エクストラヒッター(EH)という打つだけの選手を起用できるため、EH制を起用すれば1チーム11人となる。[編集部]
『御喜正著『ソフトボール』(1976・旺文社) ▽吉村正著『ソフトボール教室』(1980・大修館書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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