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タウデニ Taoudenni

デジタル大辞泉の解説

タウデニ(Taoudenni)

マリ北部の村。16世紀末より現在にいたるまで、西アフリカを代表する岩塩産地。古くからサハラ砂漠を渡るラクダの隊商によりトンブクツに運ばれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

タウデニ【Taoudenni】

北アフリカのサハラ砂漠西部,現在のマリ共和国北部にある岩塩の産地。16世紀末,それまでこの地方でのおもな岩塩の産地だった,北方160kmのタガザに代わって,西サハラ随一の岩塩の供給地となった。その採掘はいまもまだ続いている。サハラ砂漠の岩塩は,アフリカ大陸とアメリカ大陸が分かれたとき流れ込んだ海水が乾燥してできたと考えられている。タウデニをはじめとするサハラ砂漠の岩塩床も,何重にもなった岩と塩の層を底まで掘り抜くと,下には塩水がある。

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世界大百科事典内のタウデニの言及

【サハラ砂漠】より

…マリ,ソンガイの時代を通じてサハラから岩塩を供給したのはタガザの塩床であるが,その採掘権をめぐる紛争がもとで,サード朝モロッコのスルタンは西アフリカにまだ知られていなかった銃を装備した軍隊を送って,16世紀末ソンガイを滅ぼした。当時ほとんど掘り尽くされていたらしいタガザに代わって,その少し南のタウデニの塩床から岩塩が採掘されるようになり,タウデニとサハラの南の黒人社会を結ぶキャラバン交易は,現在まで続いている。 ほかに,チャド湖周辺のカネム・ボルヌー帝国とリビアを結ぶ交易,さらに東のダルフール王国とキレナイカ(現在のリビア東部)やエジプトを結ぶ交易も14世紀ころから行われた。…

※「タウデニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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