タンシュイ河(読み)タンシュイが(その他表記)Danshui he

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タンシュイ河」の意味・わかりやすい解説

タンシュイ(淡水)河
タンシュイが
Danshui he

タイワン (台湾)北部を流れる川。全長 144kmで,タイワンでは 3番目の長さである。シュエシャン (雪山) 山脈中部,シンチュー (新竹) 県南東端の標高 3000mをこえる山地に源を発し,山間を多数の支流を集めて北東流する。タオユワン (桃園) 県で北西に向きを変えて山地を出,再び北東に流れてタイペイ (台北) 盆地に出る。タイペイ(台北)市の西でシンティエン (新店) 渓,北でチーロン (基隆) 河を合わせ,北西流してタンシュイ(淡水)タイワン(台湾)海峡に注ぐ。上流にシーメン (石門) ダムが築かれている。下流ではかつて水運が盛んで,タイペイ市やタンシュイは河港として発達したが,土砂堆積により機能を失った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む