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ダントレーブ D'Entrèves,Alexander Passerin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダントレーブ
D'Entrèves,Alexander Passerin

[生]1902.4.26
[没]1985
イタリアの法哲学者,政治哲学者。オックスフォード大学教授,トリノ大学教授などを歴任。主著『国家とは何か』 The Nation of State (1967) ,『自然法』 Natural Law (1951,70) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ダントレーブ
だんとれーぶ
Alexandre Passerin D'Entrves
(1902―1985)

イタリアの法学者、政治学者。フランスとスイス両国の国境に接するイタリア北部のアオスタ渓谷に生まれる。トリノ大学の国際法教授、のちオックスフォード大学のイタリア学教授。エール大学、ハーバード大学においても講義。自然法思想の研究者として著名であるが、マキャベッリやイタリアの思想・歴史また政治理論の研究者でもある。彼の主要な関心は民主主義国家の確立はいかにして可能であるか、という点にあり、その場合、われわれが法に服する義務があるのはなぜかという問題とともに、われわれが政治権力に従う義務があるのはなぜか、という問題とをあわせて考察すべきである、と提言している。そして、実力を法に、恐怖を尊敬に、強制を同意に、必然を自由にかえていくことによって真に民主主義的な社会や国家が成立する、と説いている。著書に『政治思想に対する中世の貢献』(1939)、『イタリア史の考察』(1947)、『アキイナス政治論選集』(1948)、『政治思想家としてのダンテ』(1952)、『自然法――法哲学序説』(1951)、『国家とは何か――政治理論序説』(1967)、『民主社会における服従と抵抗』(1970)がある。[田中 浩]
『石上良平訳『国家とは何か――政治理論序説』新装版(2002・みすず書房) ▽久保正幡訳『自然法』(2006・岩波書店)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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