改訂新版 世界大百科事典 「チクシ」の意味・わかりやすい解説 チクシTiksi ロシア連邦北東部,極東地方のサハ(ヤクート)共和国の北部,レナ川の河口にある港湾都市。人口8800(1993)。1934年北方航路開設のときに建設された。5月末から10月初めまでチクシ湾が融氷する短い期間にレナ川を上ってヤクーチア(ヤクーツク地方)に送り込まれる物資の輸送船でにぎわう。北緯71°31′に位置する酷寒地であるが,野菜の温室栽培と酪農が行われている。空港がある。チクシはヤクート語で〈波止場〉の意味である。執筆者:山本 敏 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チクシ」の意味・わかりやすい解説 チクシTiksi ロシア東部,サハ共和国の都市。ラプテフ海のチクシ湾にのぞむ港湾都市で,ヤクートの北の門である。レナ川の河口に近く,レナ川の水運で運ばれてきた貨物と海路運ばれてきた貨物の積替え地となっている。 1934年北洋航路開発に伴ってつくられた。空港がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by