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チャンシャー(長沙)特別市 チャンシャーChangsha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チャンシャー(長沙)〔特別市〕
チャンシャー
Changsha

中国華中地方,フーナン (湖南) 省の省都。省の北東部,シヤン (湘) 江下流の丘陵地にある。市区とチャンシャー県,ワンチョン (望城) 県ほか2県から成る。市区はシヤン江の東岸を中心とするが,中州のチュイツー (橘子) 洲や西岸にも広がり,シヤン江大橋で結ばれている。シヤン江水運の中心地で,チャン (長) 江中流域と華南地方,西南地方を結ぶ交通の要地として発達してきた。戦国時代には楚の要地で,漢代には長沙国がおかれた。多数の遺跡があるが,特に漢初のたい侯夫人のものとみられる馬王堆1号漢墓は遺体がほぼ完全に保たれており,多様な副葬品とともに注目された。隋,唐では潭州の治所で,五代には楚の国都。以後は長沙府の府治で,宋では荊湖南路,元では湖広行省の治所ともなり,清以後フーナン省の省都。早くからシヤン江流域の米,茶,つばき油などの集散が盛んであったが,1904年開港場ともなった。民国時代には粤漢鉄道が通り,製粉,製紙などの小工場も建設された。人民共和国成立後,フーナン機械工場が改修,拡張されたほか自動車,アルミニウム,ガラス,製紙,化学肥料,プラスチックなどの工場が建設された。毛沢東が青年時代を過した地であり,第一師範学校跡,共産党湘区委員会跡など,その活動を偲ぶ旧跡が多い。西部のユエルー (岳麓) 山は,朱子が講義した岳麓書院のあった地で,春はツツジ,秋は紅葉に彩られる。チュイツー洲はミカン園が多く,公園となっている。人口 549万 2209,うち市区人口 137万 7805 (1990) 。

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