杯(さかずき)の一種で、陶磁製の小さい器。酒杯は、古くは素焼の土器であった。やがて漆塗りの木杯となり、江戸時代になって陶磁製が普及するようになると、陶磁製の酒杯は「ちょく」と称されるようになった。「ちょこ」は「ちょく」の変化したものである。「ちょく」の語源は、中国あるいは朝鮮半島にあるといわれているが、はっきりしていない。猪口は「ちょく」の当て字で、その形が猪(いのしし)の口に似ているからともいわれるが、これも確かではない。
ちょこは、杯のほか、さしみのつけじょうゆを入れる小さい器や、ちょっとしたつまみの料理を盛る器をさすこともある。盛りそば、ざるそばなどのつけ汁を入れる器は、そば猪口という。
[河野友美]
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新