ツークシュピッツェ山(読み)ツークシュピッツェサン(その他表記)Zugspitze

デジタル大辞泉 「ツークシュピッツェ山」の意味・読み・例文・類語

ツークシュピッツェ‐さん【ツークシュピッツェ山】

Zugspitzeドイツオーストリア国境にある山。アルプス東部、バイエルンアルプスの一峰であり、ドイツ最高峰。標高2962メートル。リヒャルト=シュトラウスの「アルプス交響曲」は、この山の登山体験をもとに作曲された。

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改訂新版 世界大百科事典 「ツークシュピッツェ山」の意味・わかりやすい解説

ツークシュピッツェ[山]
Zugspitze

ドイツ南端,バイエルン州とオーストリアの国境をなすウェッターシュタインWetterstein山脈に属するドイツの最高峰。標高2963m。北東麓の国際的観光都市ガルミッシュ・パルテンキルヘンからアプト式登山鉄道が通じ,ロープウェーに乗り継いで山頂に至る。オーストリア側のエールワルトからもロープウェーが山頂に通じている。山頂には展望台,氷河・気象観測所などがあり,夏季冬季も多くの観光客でにぎわっている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツークシュピッツェ山」の意味・わかりやすい解説

ツークシュピッツェ山
つーくしゅぴっつぇさん
Zugspitze

ドイツとオーストリアの国境、アルプス東部、バイエルン・アルプス(ウェッターシュタイン山脈)にある峰。標高2963メートル。ドイツの最高峰。1820年、ドイツの測量将校であったカール・ナウスらによって初登頂された。山麓(さんろく)の標高720メートルにある保養都市ガルミッシュ・パルテンキルヘンが登山口で、アプト式登山鉄道とロープウェーによって頂上に達することができる。オーストリア側からもロープウェーがある。山頂に展望台や気象観測所があり、夏は観光・登山客、冬はスキー客でにぎわう。

[徳久球雄]

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