テキサコ

百科事典マイペディア 「テキサコ」の意味・わかりやすい解説

テキサコ[会社]【テキサコ】

世界最大級の石油会社。米国,テキサス州の油田開発のため1901年非スタンダード系石油会社としてTexas Co.が設立され,1920年代にはスタンダード・オイル・グループに拮抗。1926年Texas Corp.に社名を変更し,1959年テキサコと称した。海外活動はスタンダードオイル・オブ・カリフォルニア社(後のシェブロン社)との共同事業販売子会社カルテックス日本石油興亜石油にも投資)を通じて行っていたが,1967年ヨーロッパでは共同体制を解く。1970年代原油の約半分をサウジアラビアから調達していたが,1984年ゲッティ・オイル社の買収によって国内原油調達率を高めた。1998年,シェルとの合併でEquilon Enterprises LLCを,また1998年シェル,サウジ・アラムコの3社でMotiva Enterprises LLCを設立。2001年シェブロンと合併し,シェブロンテキサコになる。
→関連項目ARAMCO[会社]三菱石油[株]メジャー

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テキサコ」の意味・わかりやすい解説

テキサコ
Texaco Inc.

アメリカ合衆国の石油会社。かつてセブン・シスターズと呼ばれた国際石油資本一つ。1901年にテキサス・フュエル・カンパニーとして設立され 1931年にイリノイ州の会社を買収して中西部に進出した。1936年スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(→シェブロン)との間で,スエズ運河以東の石油販売を行なう合弁会社,カリフォルニア・テキサス・オイル(→カルテックス・ペトロリアム)を設立した。2001年にシェブロンと合併しシェブロンテキサコとなった(2005シェブロンに改称)が,テキサコのブランド名はその後も残った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「テキサコ」の意味・わかりやすい解説

テキサコ
てきさこ
Texaco Inc.

アメリカの石油化学会社。国際石油資本(メジャー)の一つ。2001年シェブロンと合併してシェブロンテキサコとなった。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む