大学事典 「テュービンゲン大学」の解説
テュービンゲン大学[ドイツ]
テュービンゲンだいがく
ドイツ南西部,バーデン・ヴュルテンベルク州テュービンゲンにある州立総合大学。正式名称はエーバーハルト・カール大学テュービンゲン(ドイツ)。1477年,ヴュルテンベルク伯エーバーハルトにより4学部(神学,法学,医学,哲学)で開設。1535/36年に設立された福音派神学校では,16世紀末にケプラー,18世紀末にはヘルダーリンやヘーゲル,シェリングらが学んだ。1767年から93年まで学長であったカール・オイゲン公爵が69年に自らの名前を付け加え,現在に至る大学の名称となった。1817年に国家学部,カトリック神学部,63年にドイツの大学で最初の自然科学部が開設された。現在は7学部(福音派神学部,カトリック神学部,法学部,医学部,哲学部,経済・社会科学部,数学・自然科学部)で構成され,学生数は2万8000人(2016/17年冬学期)。統合神経科学センター(CIN)がエクセレンス・イニシアティブ(2007年)に選定された。
著者: 長島啓記
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報