ディウ沖海戦(読み)ディウおきかいせん(英語表記)Diu

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ディウ沖海戦」の解説

ディウ沖海戦(ディウおきかいせん)
Dīu

1509年にポルトガル総督アルメイダ艦隊が,エジプトマムルーク朝スルタンと,インド西部のグジャラート王国の総督でカンバート湾口の貿易拠点ディウ島の支配者,それにインド西南部にあるカリカットの王の3者の連合艦隊とディウ島沖で戦った海戦。これは,前年敗戦に対するポルトガル側の報復戦であったが,ポルトガル艦隊が勝利した。この海戦によりポルトガルはインド洋西部(アラビア海)での制海権をほぼ手中にした。

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旺文社世界史事典 三訂版 「ディウ沖海戦」の解説

ディウ沖海戦
ディウおきかいせん
Diu

1509年,ポルトガル艦隊がマムルーク朝艦隊を破った海戦
ディウはインド北西海岸にある都市。ポルトガル艦隊を指揮したのはインド総督アルメイダ。この戦いにより,ポルトガルは紅海・アラビア海の制海権を確立した。

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