ディスク・ジョッキー(読み)ディスクジョッキー

百科事典マイペディア 「ディスク・ジョッキー」の意味・わかりやすい解説

ディスク・ジョッキー

ラジオ放送や,音楽を要素とする娯楽施設において,レコードディスク)をかけ,その合間に,短い解説や話題を話す人,あるいはその形式。disk jockeyを略してDJとも。1930年代初期に米国でラジオ番組の形式として始まり,人気を集めていた。日本では第2次大戦後,民放ラジオの放送開始とともに本格的に導入された。ディスコクラブなどのダンスホールで音楽を選曲提供するDJでは,レコードを乗せたターンテーブルを手で操作してキュコキュコという音を出すスクラッチ技法や,サンプラーを使って同様の効果をあげる手法が生みだされた。またレゲエ界では,ビートに乗せて機知に富んだ語りを繰り広げる芸(米国におけるラップ源流のひとつ)そのものを指す。→クラブ・ミュージック
→関連項目ヒップ・ホップ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

音楽用語ダス 「ディスク・ジョッキー」の解説

ディスク・ジョッキー[disc jokey]

(1)ラジオ番組でしゃべり、曲をかける人のこと。「パーソナリティ」よりは音楽に重きを置く呼び方。(2)ディスコやクラブなどで12インチ・シングルをミックスしてプレイする人。現在はラップ・グループでのスクラッチ担当者や、既成素材をリミックスして独自の曲を作る人のことも指す。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android