軽音楽(読み)けいおんがく

世界大百科事典 第2版の解説

けいおんがく【軽音楽】

英語のlight musicの訳語。本来はクラシック音楽の中の通俗的な小品を指す〈セミ・クラシック〉とほぼ同義語であったが,日本では,クラシック以外の大衆音楽を指す言葉として1935年ごろから使われるようになった。しかし戦後は,NHK内部などごく一部を除いては使われなくなり,現在では〈ポピュラー音楽〉という語がそれに代わっている。【中村 とうよう】

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大辞林 第三版の解説

けいおんがく【軽音楽】

ポピュラー音楽の総称。ジャズ・シャンソン・タンゴ・流行歌など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

軽音楽
けいおんがく

いわゆるクラシック音楽(芸術音楽)に対して、より通俗的、大衆的な音楽をさす。元来は英語のライト・ミュージックlight musicの訳語で、ジャズ、シャンソン、タンゴなどの便宜的な総称として、昭和10年代から用いられているが、第二次世界大戦後はポピュラー・ミュージック、ポピュラー音楽、ポップスということばのほうが多用されている。英語のライト・ミュージックは日本の音楽よりも狭義で、クラシック曲のなかの通俗性のある曲、またはその通俗的編曲のものなどをさす。[永田文夫]

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精選版 日本国語大辞典の解説

けい‐おんがく【軽音楽】

〘名〙
① (light music の訳語) クラシック音楽の中で、通俗性のある曲、またはその編曲。セミ‐クラシック。
② クラシック音楽に対して、それ以外のポピュラー、ジャズ、シャンソンなどの総称。昭和一三年(一九三八)ごろ、NHKが便宜的に用いたのに始まる。
※夢声戦争日記〈徳川夢声〉昭和一七年(1942)一月二四日「軽音楽アトラクション、七人ながら好い音を出す、日本のジャズも巧くなったもんだ」

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