デジタル・ディバイド(読み)デジタルディバイド

百科事典マイペディア 「デジタル・ディバイド」の意味・わかりやすい解説

デジタル・ディバイド

情報技術を持つものと持たないものとの間に生じる格差。生活環境や収入学歴などの格差が所得に反映した結果パソコンを習得する機会にも差が生じ,それによるメディア・リテラシーの格差が所得格差をいっそう拡大する傾向を指す。こうした状況を受けて米商務省が1999年に実施した〈The Digital Divide Summit〉により,一般的な言葉となった。2000年の九州・沖縄サミットでは,デジタル・ディバイドの解消を主要課題としたIT憲章が採択された。→情報弱者
→関連項目IT革命情報リテラシー

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「デジタル・ディバイド」の解説

デジタル・ディバイド

パソコン、インターネットなどの情報技術を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる格差のこと。情報格差とも呼ばれる。コンピューターの購入費用、使いこなすためのスキル、通信インフラの有無などによって、得られる収入や情報量の格差、利用できるサービスの格差などが発生する。途上国先進国とでは、もともと経済教育、通信環境に格差があり、デジタル・ディバイドによって、さらに経済的な格差が広がってしまうことが問題視されている。

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農林水産関係用語集 「デジタル・ディバイド」の解説

デジタル・ディバイド

インターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者の間に生じる格差。

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