デジタル大辞泉
「情報リテラシー」の意味・読み・例文・類語
じょうほう‐リテラシー〔ジヤウホウ‐〕【情報リテラシー】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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情報リテラシー
じょうほうりてらしー
文字を読み書きする能力を意味するリテラシーLiteracyから派生し、「情報技術を使いこなす能力」と「情報を読み解き活用する能力」の二つの意味をもつ。
「情報技術を使いこなす能力」とは、コンピュータや各種のアプリケーション・ソフト(特定の作業のためのソフトウェア)、コンピュータ・ネットワークなどのIT(情報技術)を利用して、データを作成、整理したり、インターネットでさまざまな情報を検索したり、プログラムを組むことのできる能力をさす。コンピュータ・リテラシーとよばれることもあり、ITの分野で情報リテラシーという場合は、こちらを意味していることが多い。
一方の「情報を読み解き活用する能力」は、広義の情報リテラシーと位置づけられる。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などさまざまなメディアから発信される情報の役割や特性、影響力などを理解する力、および自ら情報を収集、評価、整理し、表現、発信する能力など、情報の取扱いに関するさまざまな知識と能力のことをさし、メディアリテラシーともよばれる。学校教育の現場などでは、おもにこの意味で使われる。
[編集部]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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情報リテラシー
さまざまな種類の情報源の中から必要な情報にアクセスし,アクセスした情報を正しく評価し,活用する能力.具体的には,以下の能力を含む.〈1〉情報へのアクセス:さまざまな種類の情報源について熟知している.実際にレファレンスブックや各種データベースなどを利用して,必要な情報にアクセスすることができる.〈2〉情報の評価:精度や再現率などから,アクセスした情報の正しい評価を行うことができる.〈3〉情報の活用:既存の知識体系の中に,新しい情報を統合することができる.問題解決にあたり,情報を有効に適用することができる.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
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百科事典マイペディア
「情報リテラシー」の意味・わかりやすい解説
情報リテラシー【じょうほうリテラシー】
情報機器などを使って目的の情報を取得したり,収集した情報を整理,活用したりする能力のこと。IT革命など情報通信分野の発展にともない,デジタル・ディバイドの問題が生じていることもあり,政府としてもIT基本法で情報リテラシーの向上を掲げている。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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知恵蔵
「情報リテラシー」の解説
情報リテラシー
情報を扱う基本的な能力。リテラシーとは「読み書きする能力」のことである。情報通信技術の発達によって、個人が得られる情報の量は膨大になったが、そこから必要なものを検索、選択し、必要に応じて蓄積、加工することや、自ら情報を創出するための能力が求められるようになった。パソコンや各種デジタル機器、インターネットとの関わりで語られることが多いため、その概念を矮小化して「デジタル機器の取り扱いやネット利用の基本的知識」と説明されることもあるが、これらは情報リテラシーの一部でしかない。「噂」や「報道」などへの接し方も、情報リテラシーである。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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