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デフリンピック でふりんぴっくDeaflympics

知恵蔵の解説

デフリンピック

国際ろう者スポーツ委員会(CISS:Comit(e) International des Sports des Sourds〈仏〉)が主催する聴覚障害者のための国際スポーツ大会。夏季大会と冬季大会がある。1924年8月に第1回大会がパリで開催された、最も古い障害者スポーツの国際大会。夏季大会では陸上、水泳、オリエンテーリング、バレー、バスケットなど20競技を行い、冬季大会ではスキー(アルペン、ノルディック)、スノーボード、アイスホッケーを行う。2005年1月、メルボルン(豪)で、第20回夏季大会が開催された。日本からは選手102人、役員33人が参加、バドミントンや水泳などで金3個、銀7個、銅1個のメダルを獲得。次回冬季大会は07年にソルトレークシティー(米)で、夏季大会は09年に台北(台湾)で開催される予定。

(藤田紀昭 日本福祉大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

デフリンピック

4年に1度の聴覚障害者のスポーツの国際大会。「Deaf(デフ)」は英語で聴覚障害者や耳が聞こえないことを意味する。パラリンピックには聴覚に障害がある選手の競技種目はない。7月18日に開幕するトルコ・サムスン大会は23回目の夏季大会。日本は選手・スタッフ計177人が参加し、11競技に出場する。公平性を守るため、競技会場では補聴器など聞き取りの補助をする器具は外さなければならない。

(2017-07-16 朝日新聞 朝刊 1社会)

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デジタル大辞泉の解説

デフリンピック(Deaflympics)

聴覚障害者による国際的なスポーツ大会。ICSD(国際ろう者スポーツ委員会)が主催し、4年に一度行われる。夏季大会は1924年フランスで、冬季大会は1949年オーストリアで第一回が開催された。
[補説]deaf(聴覚障害)とOlympicsとの合成語。身体障害者のスポーツ大会であるパラリンピックは、参加資格に聴覚障害を含まない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デフリンピック
でふりんぴっく
Deaflympics

国際ろう者スポーツ委員会(ICSD:International Committee of Sports for the Deaf)が開催する聾(ろう)者のための国際的な総合スポーツ大会。大会の運営も聾者が行い、役員や参加者は国際手話によってコミュニケーションをとる。夏季大会と冬季大会があり、2年ごとに交互に開催される。第1回夏季大会は1924年にパリで開催され、ベルギー、フランス、イギリス、オランダ、ポーランド、ハンガリー、イタリア、ラトビア、ルーマニアの9か国から145人の選手が参加した。この大会は世界初の国際的な障害者スポーツ大会である。第1回冬季大会は1949年オーストリアのゼーフェルトで行われた。日本は1965年の夏季大会(ワシントン)に初めて参加した。冬季大会には1967年のベルヒテスガーデン(西ドイツ)から参加している。
 2015年時点で夏季大会で実施されている競技は陸上競技、バドミントン、バスケットボール、ビーチバレーボール、ボウリング、自転車、サッカー、ハンドボール、柔道、空手、オリエンテーリング、射撃、水泳、卓球、テコンドー、テニス、バレーボール、レスリング(フリースタイル・グレコローマンスタイル)、マウンテンバイク。冬季大会で実施されている競技はアルペンスキー、クロスカントリースキー、スノーボード、カーリング、アイスホッケーである。
 裸耳状態の聴力検査で、聴力の損失が55デシベル以上であり、各国の聾スポーツ協会に登録されていることが参加の条件となる。
 デフリンピックを主催するICSDは、1924年8月にパリで開催された聾者のスポーツリーダー会議において創立された。初代会長は自身聴覚障害者で自転車の選手でもあったフランスのE・ルーベンス・アルケEugne Rubens-Alcais(1884―1963)である。ICSDは聾者のスポーツを代表する国際組織で「Per Ludos Aequalitas(スポーツを通じての平等)」をモットーとし、夏季および冬季デフリンピックの開催等を通じて聾者のスポーツ参加機会の拡充と促進、より高いレベルの優れた競技者の育成を目的としている。2015年時点の加盟国は104。デフリンピックという名称は2001年から国際オリンピック委員会(IOC)の認可を得て使用するようになった。それまではInternational Silent Games やInternational Games for the Deafなどとよばれていた。[藤田紀昭]
『中村敏雄他編『21世紀スポーツ大事典』(2015・大修館書店)』

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