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トビコバチ トビコバチ Encyrtidae

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

トビコバチ
トビコバチ
Encyrtidae

膜翅目トビコバチ科の昆虫の総称。微小な寄生蜂で,体長は普通1~2mm。中胸前側板は大きく,中胸後側板をおおい,彫刻がない。中胸背板は丸みがあり,三角板は中胸楯板の前縁より前方に伸びない。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トビコバチ
とびこばち / 跳小蜂

節足動物門昆虫綱膜翅(まくし)目トビコバチ科Encyrtidaeの昆虫の総称。体長1~2ミリの小形の寄生バチで、天敵として重要な種類が多い。世界に広く分布し、日本では約60属、百数十種が知られる。体色は変化に富み、金属光沢をもつものが多い。雌と雄とで形態、色彩が異なるものが多い。中脚の脛節(けいせつ)には太くて長い距(きょ)がある。各種の昆虫類の卵、幼虫、蛹(さなぎ)に内部寄生するが、なかには、ほかの寄生コバチに寄生して第二次寄生バチとなるものもある。繁殖は雌雄による両性生殖が普通であるが、雌だけで繁殖する種もある。日本産のおもな種類は次のとおり。アカマルカイガラムシやトビイロマルカイガラムシに寄生するフタスジコバチComperiella bifasciata、ルビーロウムシの有力天敵であるルビーアカヤドリコバチAnicetus beneficus、クワコナカイガラムシに寄生するクワコナカイガラヤドリコバチPseudaphycus malinus、フタトゲチマダニに寄生するダニヤドリトビコバチHunterellus sagarensisなどがある。[立川哲三郎]

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