トルコ国民党(読み)トルコこくみんとう(英語表記)Halk Fikrasi

山川 世界史小辞典 改訂新版 「トルコ国民党」の解説

トルコ国民党(トルコこくみんとう)
Halk F&idotless;rkas&idotless;

トルコ革命をになった政党。第一次世界大戦後の1919年5月にギリシア軍アナトリアに侵入し,祖国分割の危機に直面すると,ケマル・パシャは東部アナトリアで民族抵抗組織と国民軍を編成して対抗した。その際つくられたアナドル・ルメリ権利擁護団母体である。スルタン制の廃止後,23年4月,政党に改組されたときの名称国民党(人民党)で,24年11月,共和の文字が加えられて共和人民党(Cumhuriyet Halk Partisi)となった。

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旺文社世界史事典 三訂版 「トルコ国民党」の解説

トルコ国民党
トルコこくみんとう
Halk Fikrasi

ムスタファ=ケマル(ケマル=パシャ)の組織した政党
第一次世界大戦後,ギリシア軍のアナトリア侵入に抵抗して,1919年東アナトリアでアナトリア−ルメリア権利擁護団が組織され,トルコ革命の推進力となった。1923年共和国の成立で人民共和党に改組され,45年まで一党独裁もとにトルコの近代化を行った。

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