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ドモフスキ Dmowski, Roman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドモフスキ
Dmowski, Roman

[生]1864.8.9. カミオネク
[没]1939.1.2. ドロスドボ
ポーランドの政治家。ワルシャワ大学の学生時代からポーランドの統一,独立運動に参加。第2,第3期デュマ (ロシア帝国議会) 議員となり,国民民主党を指導して自治権獲得を目指したが,1915年のドイツ=オーストリア軍によるポーランド占領後はロシアを離れ,連合国側に立ち完全独立を主張した。 19年 J.K.ピウスツキ政府のパリ平和会議代表としてベルサイユ条約によるポーランド共和国独立承認に尽力。 23年一時外相をつとめたが,その後引退。

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世界大百科事典 第2版の解説

ドモフスキ【Roman Dmowski】

1864‐1939
ポーランドにおけるナショナリズム運動の思想的な指導者。ワルシャワ郊外のカミョネクで敷石工と漁師を兼業していた没落シュラフタの家庭に生まれた。1886‐90年にワルシャワ大学で生物学を専攻し,91年に繊毛虫の研究で博士号を取得した。1888年にポーランド青年同盟Związek Młodziezy Polskiejに加入し,その指導者としても活躍した。博士号を取得した年にワルシャワで〈五月三日憲法〉の成立百周年を祝うデモを組織し,当局に追われてパリに逃れた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドモフスキ
どもふすき
Roman Dmowski
(1864―1939)

ポーランドの政治家。ワルシャワ近郊の職人の家に生まれ、ワルシャワ大学卒業後、政治活動を始めた。1897年国民民主党を結成、第一次世界大戦初めまでは、ロシアの後援によってポーランドの統一と自治を実現しようとした。おもに有産階級の支持を集め、反社会主義、反ユダヤ主義をスローガンとして、民族主義的な運動を展開した。1904年には来日し、J・ピウスツキらの日本の軍事援助による独立蜂起(ほうき)計画を妨害した。第一次大戦中はポーランド国民委員会を指導し、19年の講和会議でポーランド代表を務めた。独立後は、ピウスツキの政治路線と対立し、ピウスツキのクーデター後は、大ポーランド派を結成し、ピウスツキ体制に反対した。[安部一郎]

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367日誕生日大事典の解説

ドモフスキ

生年月日:1864年8月9日
ポーランドの政治家
1939年没

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世界大百科事典内のドモフスキの言及

【国民民主党】より

…そのような風潮のなかで87年,Z.ミウコフスキら一月蜂起の生残りたちがスイスでポーランド連盟Liga Polskaを結成し,再び独立運動を再開するよう呼びかけた。ドモフスキら若い世代はこの呼びかけに対して,同年ポーランド国内で活動するための下部組織ポーランド青年同盟Związek Młodzieży Polskiejを結成した。しかし遠くスイスにあってポーランド連盟が的確な指令を出すことは不可能であり,93年ドモフスキの主張で本拠地はポーランド国内に移され,名前も民族連盟Liga Narodowaと改められた。…

【ポジティビズム運動】より

…もっとも,社会主義運動が蜂起の伝統を復活させただけであったのに対して,ナショナリズム運動はポジティビズム運動の遺産をよく継承していた。現実主義的なドモフスキの思想にそれがよく表れている。なおプロイセン領ポーランドとオーストリア領ポーランドにもポジティビズム運動に似たものはあったが,置かれていた状況が違っており,ロシア領ポーランドのものとはあくまでも区別されるべきである。…

【ポーランド】より

…この場合とくに問題になるのは農民だが,農民にポーランド人としての意識をもたせるうえで大きく貢献したのが19世紀末から20世紀初めに展開された国民民主党による啓蒙運動であった。またポーランド人であることの条件としてカトリック教徒であることがよく指摘されるが,こうした考え方を初めて提起したのもドモフスキをはじめとする国民民主党のイデオローグたちである。もっとも,実際にカトリック教会がポーランド人の間で大きな権威と影響力をもつようになるのは第2次大戦以後のことであり,戦間期までのカトリック教会は,決してポーランドの国内で現在のような独占的な地位を占めたことはなかったのである。…

※「ドモフスキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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