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ナカジロシタバ

百科事典マイペディアの解説

ナカジロシタバ

鱗翅(りんし)目ヤガ科の1種。中型のガで,開張35mm内外,黒色,前翅に波状紋があり,後翅の基半は白色暖地の種類で,本州中部以西〜台湾,中国を経てヨーロッパ中南部に分布

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世界大百科事典 第2版の解説

ナカジロシタバ【Aedia leucomelas】

鱗翅目ヤガ科の昆虫。アフリカからアジア,オーストラリアの熱帯に広く分布し,サツマイモの害虫として著名である。開張約3~3.5cm。前翅は黒褐色,後翅は白色で外縁部に黒色帯がある。日本では本土南西部と琉球でほぼ一年中発生するが,中部以北では少なく,秋に北上するものと思われる。世界的なサツマイモの栽培化に伴って分布を拡大したことは疑いがない。【杉 繁郎】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナカジロシタバ
なかじろしたば / 中白下翅
sweetpotato leaf worm
[学]Aedea leucomelas

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヤガ科に属するガ。はねの開張30~35ミリ。前翅はほとんど黒褐色で、中央部に4、5個の小白斑(はくはん)があり、その下に黒線が走る。後翅は基部に近い部分が白く、外半は黒褐色。温暖地のガで、年に3、4回発生する。成虫は春から秋にみられ、夜行性で、よく灯火に飛来する。幼虫はサツマイモの葉を食べる害虫で、ときに大発生して大きな被害を与える。幼虫の体長は約45ミリ、体は細長く、刺毛は短くほとんど目だたない。地色は灰青色で、黒点が密にあり、全体に黒くみえることが多い。背面には橙(だいだい)色の線がある。老熟幼虫態のまま土中の繭の中で越冬し、春に現れて蛹化(ようか)する。発生は不規則で、幼虫は春から秋までつねにみられる。本州中部以南から琉球(りゅうきゅう)諸島の全域、アジア、南太平洋諸島、オーストラリア、アフリカおよびヨーロッパの広域に分布する。東北地方で散発的に秋に成虫がみられることがあるが、寒地には土着していない。[井上 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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