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ニアミス にあみすnear collision

知恵蔵の解説

ニアミス

航空機同士の異常接近。切迫度は接近した両機の相対速度や針路によって違うため、日本では明確な認定基準は設けていないが、米連邦航空局の定義は「半径150m・高度差60m以内」の接近。旅客機の大半が装備する空中衝突回避装置(TCAS:traffic alert and collision avoidance system)の回避指示(RA:resolution advisory)が作動するのは高度1万m程度を巡航中の場合で、予想される衝突の30秒ほど前。2001年1月に日本航空の旅客機同士がニアミスし、100人が負傷する事故が発生。その教訓から国土交通省は、管制官とTCASの指示が矛盾した場合は、TCASに従うとの勧告を出した。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

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デジタル大辞泉の解説

ニア‐ミス(near miss)

飛行中の航空機どうしが、接触の危険を生じるほど接近すること。異常接近。
1から転じて》俗に、人間どうしが近づくこと。また、すれ違うこと。本来は近づいてはいけない場合や、偶然にすれ違っていた場合などにいう。
[補説]2は日本語での用法。

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百科事典マイペディアの解説

ニアミス

異常接近ともいう。飛行中の航空機が相互に危険なほどに接近すること。その状態の厳密な定義はないが,パイロットの判断で,監査機関に報告をする。原因は,航路の重複,過密,機器の故障,悪天候,管制ミスなど。

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大辞林 第三版の解説

ニアミス【near miss】

航空機どうしが空中で接触しそうなほどに接近すること。異常接近。
転じて、本来は距離を置くべき人どうしが、異常に接近すること。

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世界大百科事典内のニアミスの言及

【労働災害】より

労働安全衛生労働環境【藤本 武】
[災害の予防]
 労働災害については,330件の災害のうち1件は重大,29件は軽少,300件はけがのない(危うくけがを免れた)災害であったことを指摘したハインリヒの法則は有名である。 災害の予防のためには,発生した災害や未然事故(ニアミスnear miss)の原因分析から危険要因を明らかにしこれを取り除くこと,災害発生の事前予測が重要である。新しい作業システムや新しい技術が導入されるときはこれを必ず実行する必要がある。…

※「ニアミス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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