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ニトロシル硫酸 ニトロシルりゅうさん nitrosylsulfuric acid

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニトロシル硫酸
ニトロシルりゅうさん
nitrosylsulfuric acid

鉛室式硫酸製造の際に析出する中間生成物で,硫酸水素ニトロシル ( NOHSO4 ) をさす。 [NO]+[HSO4]- の塩構造で水と反応して硫酸と亜硝酸になる。このほかにニトロシル硫酸をつくるには,(1) 四酸化二窒素 ( N2O4 ) と硫酸との反応,(2) 二酸化硫黄 ( SO2 ) と濃硝酸との反応,(3) 塩化ニトロシル (NOCl) と硫酸との反応などがある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニトロシル硫酸
にとろしるりゅうさん
nitrosylsulfuric acid

硝酸式硫酸製造法(鉛室法)における中間生成物に対する俗称で、鉛室結晶、ニトロソ硫酸ともいう。正しくは硫酸水素ニトロシルという。鉛室で水分の供給が不十分なときにできる無色斜方晶系結晶。化学式(NO)HSO4、式量127.1。融点73.5℃(分解)二酸化窒素を濃硫酸に作用させるか、二酸化硫黄(いおう)を濃硝酸に作用させるとき生じる。NO+-HSO4-からなるイオン結晶。乾燥空気中で安定であるが、水分により硫酸と窒素の酸化物に分解する。[守永健一・中原勝儼]

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