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二酸化窒素 にさんかちっそ nitrogen dioxide

翻訳|nitrogen dioxide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

二酸化窒素
にさんかちっそ
nitrogen dioxide

化学式 NO2 。硝酸鉛,硝酸銅のような重金属硝酸塩を加熱すると発生する赤褐色の気体。四酸化二窒素 N2O4 と平衡にある。融点-9.3℃,沸点 21.3℃,臨界温度 158.2℃,臨界圧力 100気圧。

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デジタル大辞泉の解説

にさんか‐ちっそ〔ニサンクワ‐〕【二酸化窒素】

一酸化窒素が空気または酸素と反応して生成する、刺激臭のある赤褐色の気体。有毒。常温では一部が重合して無色の四酸化二窒素N2O4となり、それとの平衡混合物になる。水とは反応して硝酸となる。化学式NO2

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百科事典マイペディアの解説

二酸化窒素【にさんかちっそ】

化学式はNO2。比重1.58(気体,空気=1),1.448(液体,20℃),融点−9.3℃,沸点21.3℃。固体,液体,および常温の気体では2分子会合してN2O4となり,普通は平衡混合物である。
→関連項目環境基準酸化窒素ディーゼル排出ガス公害

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栄養・生化学辞典の解説

二酸化窒素

 NO2.工業原料などに用いられる.環境汚染物質の一つでもあり,NOとともにNOxとよばれる.

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大辞林 第三版の解説

にさんかちっそ【二酸化窒素】

一酸化窒素が酸素に触れると生成する赤褐色の気体。化学式 NO2 二分子が重合してできる無色の四酸化二窒素(N2O4)との間で平衡が成立し、摂氏150度ではほぼ100パーセント、常温では約30パーセントが二酸化窒素として存在し、液体(沸点摂氏21度)、固体(融点摂氏マイナス九度)ではほとんど四酸化二窒素として存在する。自動車のエンジンなどで副生し、大気汚染の原因となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

二酸化窒素
にさんかちっそ
nitrogen dioxide

窒素と酸素の化合物。過酸化窒素ということもあるが、過酸化物ではないので、これは誤称である。一酸化窒素と酸素の混合気体(体積2対1)を寒剤で冷却、液化してつくるか、硝酸鉛()を熱して発生する気体を寒剤で冷やして酸素と分離してつくる。工業的には、アンモニアの接触酸化反応ガスから大規模に製造される。常温で赤褐色気体、液体は黄色、固体は無色。固体では会合して四酸化二窒素N2O4として存在する。気体および液体では、二酸化窒素と四酸化二窒素はのような平衡が存在していて、つねに共存している。平衡状態での混合気体中のNO2の体積%は、27℃で33.3%、50℃で57.1%、154℃で100.0%であり、さらに高温になると一酸化窒素に解離する。二酸化窒素は褐色、常磁性であるが、四酸化二窒素は無色、反磁性である。酸化作用が強く、炭素、リンなどはこの気体中で燃焼する。液相中ではN2O4NO++NO3-のように解離し、導電性があり多くの物質を溶かす。濃硫酸、濃硝酸に溶け、ニトロシル塩となる。水に溶けて硝酸と亜硝酸を生じる。二酸化窒素は刺激臭があり、きわめて有毒である。大気中100ppm以上の濃度では連続して吸入すると死に至る。硝酸製造の原料となるほか、液体はロケット燃料、有機合成のニトロ化剤、金属硝酸塩無水物の調製に用いられる。[守永健一・中原勝儼]

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世界大百科事典内の二酸化窒素の言及

【酸化窒素】より

…融点は-163.6℃,沸点-151.8℃,水に対する溶解度7.35ml/100ml(0℃)。酸素にふれると速やかに酸化されて褐色の二酸化窒素となる。 2NO+O2―→NO2ニトロシルイオンNOがたやすく生成し,NOHSO4,NOClO4,NOBF4,NOMoF6,NOSbCl6などの化合物がある。…

【窒素酸化物】より

…窒素酸化物NOxとは窒素の酸化物の総称であるが,大気中の窒素酸化物の大部分を占めるのは一酸化窒素NOと二酸化窒素NO2であり,また,これらは炭化水素との共存下で太陽光線の作用により光化学スモッグを生成するところから,一般にはNOとNO2の総和を窒素酸化物と呼ぶ。窒素酸化物の発生源としては,雷,土壌中の微生物の作用など自然現象に由来するものもあるが,近年,工業の発達とともに自動車および工場設備からの発生量が急速に増大し,光化学スモッグによる公害問題を引き起こすに至っている。…

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