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ニホンカモシカ Capricornis crispus; Japanese serow

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニホンカモシカ
Capricornis crispus; Japanese serow

偶蹄目ウシ科。単にカモシカともいう。全長 130cm,肩高 67cm。地方により体色が異なり,本州南部産は普通こげ茶色,本州中部産は灰茶色,東北産は灰白色で,背の正中線黒毛を混生する。雄のは細く鋭く,雌の角は太く鈍い。高山獣で,常緑針葉樹帯から草本帯岩山に単独またはつがいで生息する。4~6月に1子を産む。毛皮が良質のため乱獲され,一時期その数が減った。現在,国際保護動物,かつ日本の特別天然記念物の指定を受け保護されている。本州,四国,九州に分布する。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ニホンカモシカ

ウシの仲間の日本固有種。本州、四国、九州の山岳地帯に生息する。1934年に国の天然記念物に指定されたが、毛皮や肉を目的にした密猟で分布域が縮小したため、55年には特別天然記念物に昇格。その後、樹木農作物食害が出るようになり、国は保護地域を定め、地域外では狩猟できるようにした。保護地域は三重、滋賀県境の鈴鹿山地や三重、奈良、和歌山県境の紀伊山地など全国に13カ所ある。

(2009-03-09 朝日新聞 朝刊 1社会)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニホンカモシカ
にほんかもしか / 日本氈鹿
Japanese serow
[学]Capricornis crispus

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物。北海道を除く本州、四国、九州に分布する。日本特産種でアオシシ、クラシシ、カモシシ、ニクの呼び名がある。1955年(昭和30)に特別天然記念物に指定されている。頭胴長100~120センチメートル、肩高68~72センチメートル。角(つの)は雌雄ともにあり、8~15センチメートルほどで後方に緩やかに曲がる。目の下の眼下腺(せん)と、ひづめの間の腺が発達している。被毛の色は生息場所により異なり、白色に近いものから茶褐色、黒褐色などがある。一般に標高1000~2000メートルの亜高山から高山帯に生息する。4~6月に1産1子を産む。妊娠期間は約7か月である。[北原正宣]

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世界大百科事典内のニホンカモシカの言及

【カモシカ】より

…シーローとも呼ばれる。ニホンカモシカC.crispus(イラスト),タテガミカモシカ(スマトラカモシカ,シーロー)C.sumatrensis,タイワンカモシカC.swinhoeiの3種がある。ふつう標高600~3000mの森ややぶのある山の斜面や岩場にすむ。…

※「ニホンカモシカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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