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ハザル族 ハザルぞくKhazar

世界大百科事典 第2版の解説

ハザルぞく【ハザル族 Khazar】

6~9世紀を中心に南ロシア草原で活動した,おそらくアルタイ系(なかでもトルコ系)の遊牧民族。少なくとも6世紀半ば以降,西突厥の宗主権下に南ロシア草原に明確に姿を現し,7世紀前半にはビザンティン帝国と同盟してササン朝ペルシアと争い,7世紀半ば,西突厥が衰えると独立してハザル・カガン国を形成した。ブルガル・オノグル部族連合を破って南ロシア草原の覇権を握り,641∥642年以降はカフカス地帯の領有をめぐって新興のアラブと対立,また7世紀後半までに南西のクリミア半島の大半を領有した。

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世界大百科事典内のハザル族の言及

【カスピ海】より

…アジアとヨーロッパの境に位置するため,古来東西交通上重要な役割を演じ,とくに中世にはアジアからの商品の主要通商路となった。長らく北沿岸に住むトルコ系ハザル族がカスピ海とボルガ川を通ってイスラムと北欧諸国の仲介商人としての役割を果たし,ボルガ河口に近いその都アティル(イティルとも呼ばれた。現在のアストラハンの約15km上流)は貿易の中心地として栄えた。…

※「ハザル族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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